ふと自分の所有しているサイトにアクセスして気づいたのですが、アドレスバーのURLが「www.〇〇〇.net」のはずなのに、「〇〇〇.net」と表示されていました。wwwが消えている。リダイレクトされているのか?
googleには「www.〇〇〇.net」でインデックスされているので、これは困りました。早急に手を打たなければなりません。
調べてみたところ
まずは.htaccessをチェックしましたが、おかしな記述はありません。いったいなにが悪いんだろう。
ためしにIEやFirefoxでアクセスすると、リダイレクトされません。
chromeがおかしいのか?ということでchromeのデベロッパーツールのNetworkタブを確認してみると、リダイレクトされていない。
ひょっとして意図的に省略しているのか?ということで、「chrome www 省略」でググったところそのものずばりの記事がヒットしました。
www非表示を回避するオプション
同記事によると、
Chromeで「chrome://flags」というURLのページを開くと、実験的な機能に関する設定ページが表示されます。そこにある[Omnibox UI Hide Steady-State URL Trivial Subdomains]という項目で[Disabled]を選択して、この機能を無効化すると、アドレスバーに「www」サブドメインが表示されるようになります。
なるほど。これで問題解決…と思いきや。
chrome://flagsにアクセスすると「Experiments」というページが開きます。しかし、[Omnibox UI Hide Steady-State URL Trivial Subdomains]という項目がみつかりません。search flagsボックスに入力し検索してもみつからないし、ページ検索してもみつからない。これはどういうことだ?
[affi id=3]
www非表示を回避するオプションが廃止になった
twitterを検索してみると、今月(2019年11月)に入ってから[Omnibox UI Hide Steady-State URL Trivial Subdomains]オプションがなくなってしまったとの報告が見られます。実際にchrome://flagsにアクセスして開くページで、domainやurlやaddressといったそれらしいキーワードで検索してみましたが、それらしい項目はみつかりませんでした。
状況からみて、現時点でwwwの非表示を回避する手段はないと思われます。
おそらくwww非表示が撤回されることはない
恥ずかしながらわたしは気づかなかったのですが、調べてみると2018年にもいちどwwwが非表示になったようです。当時は反発にあい、すぐにもとに戻したようです。
ことし2019年の夏にふたたび非表示にしましたが、それを回避するオプションがありました。
しかし、2019年11月には回避するオプションすら廃止されてしまいました。
一連の流れをみていると、おそらくGoogle内で検討を重ねた結果、根拠があって非表示にしたということでしょう。二度ともとには戻らないと考えたほうがいいかもしれません。
普段使いに支障はないものの、サイトをつくったりしているときはFirefoxのほうがいいのかもしれません。あるいは、プラグインが出てくるのを祈るのみです。